和名 オオミズアオ
学名 Actias artemis artemis (Butler, 1879)
分類 鱗翅目ヤママユガ科
この虫の特徴 大型の青白色をしたガで開翅長は80㎜~120㎜.前翅の前縁は赤褐色,前翅と後翅にはそれぞれ中央に丸い斑紋が1個ずつある.低地から山地まで広範囲に見られる.夜は灯火に誘引される.学名のartemisは「月の女神」という意味である.
生活史 幼虫はバラ科,ブナ科,カバノキ科などの樹木の葉を食害する.蛹で越冬して翌年の春に羽化する.
えさ 成虫は口が退化しており,食べたり飲んだりすることはできない.
出現時期 4~5月,7~8月(年2回の発生)
分布 北海道~九州(対馬,五島,県本土)
よく似た種類との区別 本種はいくつかの亜種に区別されている.また,本県には分布しないが,近縁種としてオナガミズアオ(A. gnosa gnosa Butler)がいる.
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.
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記載・写真:田中 清
写真(シーボルトコレクション):紙谷 聡志, 長嶋 哲也