和名 スキバホウジャク
学名 Hemaris radians (Walker, 1856)
分類 鱗翅目スズメガ科
この虫の特徴 開翅長40㎜程度.昼飛性で灯火に飛来することはない.昼飛性の蛾の触角は蝶のように先端が棍棒状になっていることがある.ホバリングしながら口吻を伸ばして花の蜜を吸う.それは蜂鳥のように見える.翅が透けているので透羽(スキバ)蜂雀(ホウジャク)の和名がついた.夏型と春型で前翅外縁の黒帯が各部屋で突起を出す,出さないの違いがある.
生活史 スイカズラ科のスイカズラ,アカネ科のアカネ,オミナエシ科のオミナエシ,オトコエシなどの葉を食害する.
出現時期 5月下旬~8月下旬
分布 北海道~九州(対馬,県本土)
よく似た種類との区別 クロスキバホウジャクがいるが,県内では採れていない.
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.
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記載・写真:柴原 克己
写真(シーボルトコレクション):紙谷 聡志, 長嶋 哲也