和名 サラサリンガ（サラサヒトリ）
学名 Camptoloma interioratum（Walker, 1865)
分類 鱗翅目ヤガ科
この虫の特徴 開翅長３３㎜～３９㎜程度．目立つ綺麗なガである．前翅は淡黄褐色の地に黒色と紅色の模様，後翅は橙色，腹部が大きい．
近年ヒトリガ科からヤガ科リンガ亜科(Chloephorinae)に移され，和名もサラサヒトリからサラサリンガに変更された．さらにコブガ科(Nolidae)リンガ亜科とする考えも示されている．
♂は腹部基部に発音器を持ち発音する．１９７０年代は薄暮に群飛するのを度々見かけたが，近年は少ない．２００９年は比較的多く発生し，東彼杵町大野原では数回灯火に飛来した．
生活史 ブナ科コナラ属のクヌギ，ナラ，カシなどの葉を食害する．
出現時期 ６月中旬～７月中旬
分布 本州～九州（対馬，県本土）
シーボルトコレクション １８２０年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は，現在，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている．以下の写真は，長崎ＳＳＨ科学プロジェクトの調査団が，２０１３年に同博物館で取材したものである．
シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある．
ここに表示したシーボルトコレクションの写真は，オランダ国立自然史博物館の写真利用許可を得たものである．
写真の無断使用を禁ずる．
The copyright of the photos and or compilations of the photos taken from the "Von Siebold" collection remains with NCB Naturalis, Leiden. All the photos of the "Von Siebold" collection are permitted under the agreement between NCB Naturalis and Nagasaki SSH Science Project. Don't use or copy any images.
記載・写真：柴原 克己
写真（シーボルトコレクション）：紙谷 聡志， 長嶋 哲也