和名 アオバセセリ
学名 Choaspes benjaminii japonica (Murray,1875)
分類 鱗翅目セセリチョウ科
この虫の特徴 開翅長は40㎜~50㎜程度.前・後翅ともに鈍い青緑色の地色で,後翅の後方によく目立つ赤橙色の斑紋を持っている.♀♂での色彩の差は少ないが,♀は特に後翅亜外縁が帯状に黒色となる.南西諸島に亜種が分布するが,日本本土に近似種はいない.
生活史 樹林帯の空間を早朝や夕刻に活発に素早く飛び回り,一定のテリトリーを持っている.各種の花にも吸蜜におとずれるが,飛翔は敏速である.通常年に2回ほど発生するが,長崎では秋季に第3化まで見られることもある.幼虫はアワブキの葉をまるめて簡単な巣を作る.
えさ 花の蜜
出現時期 5月~9月
分布 本州~九州 (県下全域)
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.
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記載:松尾 照男
写真:松尾 照男, 田中 清
写真(シーボルトコレクション):紙谷 聡志, 長嶋 哲也