和名 キマダラセセリ
学名 Potanthus flavus (Murray,1875)
分類 鱗翅目セセリチョウ科
この虫の特徴 黒褐色の地色に黄褐色の斑紋を持つ.♀♂で斑紋に差は少ないが,♀は翅形が幅広く,いくぶん丸っぽい.斑紋が特徴的で,日本産で間違うような種はいない.キマダラセセリは長崎県では普通に見られたが,近年記録が少なくなってきている.
生活史 幼虫は,エノコログサやメヒシバ,オヒシバなどのイネ科植物を広範囲にわたって食草とし,樹林帯に接する草地や開けた草地などに生息している.
えさ 花の蜜(アザミ類やヒメジョオンなどの花を好む)
出現時期 5月~10月(年2回の発生)
分布 北海道~九州(県下全域)
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.
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記載・写真:松尾 照男
写真(シーボルトコレクション):紙谷 聡志, 長嶋 哲也