和名 アオスジアゲハ
学名 Graphium sarpedon （Linnaeus, 1758）
分類 鱗翅目アゲハチョウ科
この虫の特徴 開翅長７０㎜程度．前翅から後翅にかけて水色の帯状斑紋がある．この部分には鱗粉がないので水色は透き通っている．♂♀がよく似ており，同定は生殖器で判断する．敏捷で飛翔力が高く，慌ただしく飛び回っていることが殆どである．♂は夏に水辺で集団吸水を行う．
生活史 幼虫の食草はクスノキ科植物（クス，タブ，シロダモ，ヤブニッケイなど）の若い葉を食害する．冬季は葉上で蛹として越冬する．
えさ 花の蜜
出現時期 ５月～１０月（年に３回程度発生）
分布 本州（東北地方南部以南）～九州（県下全域）
シーボルトコレクション １８２０年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は，現在，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている．以下の写真は，長崎ＳＳＨ科学プロジェクトの調査団が，２０１３年に同博物館で取材したものである．
シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある．
ここに表示したシーボルトコレクションの写真は，オランダ国立自然史博物館の写真利用許可を得たものである．
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記載・写真：田中 清
写真（シーボルトコレクション）：紙谷 聡志， 長嶋 哲也