和名 キアゲハ
学名 Papilio machaon (Linnaeus, 1758)
分類 鱗翅目アゲハチョウ科
成虫 幼虫
この虫の特徴 前翅長50㎜前後.黄色と黒を基調にした中型のアゲハチョウである.平地から山地の草地や人家周辺など,開放的な場所で普通に見られる.春型は小型で黄色い部分が広いが、夏型は春型より大型で黒い部分が広い.
生活史 幼虫はセリ科の野生植物(セリ,ハマウド,シシウドなど)の他,ニンジン,ミツバ,アシタバ,パセリなどの作物も食害する.冬季は蛹で越冬する.
えさ 花の蜜
出現時期 4月~10月(年2~4回発生)
分布 北海道~九州(県下全域)
よく似た種類との区別 本種は翅の黄色が特徴である他,前翅の付け根付近は黒くなっているが,アゲハ(ナミアゲハPapilio xuthus Linnaeus,1767)では縞模様となっており,翅も黄色より黒い部分が多いことから,容易に見分けることができる.
アゲハ(ナミアゲハ)
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.
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記載・写真:田中 清
写真(シーボルトコレクション):紙谷 聡志, 長嶋 哲也