和名 スジグロシロチョウ
学名 Artogeia melete (Menetries,1857)
分類 鱗翅目シロチョウ科

 

この虫の特徴 前後翅の翅脈に沿って暗色の鱗粉が発達し,はっきりとした線状をなす.この傾向は春型で著しく,夏型は弱まる.長崎県内では平野部よりもやや山地に生息しているが,普通に見られる.

生活史 幼虫は野生のアブラナ科植物を食草とする.冬季は蛹で越冬する.

えさ 花の蜜

出現時期 4月~10月(年4回程度発生)

分布 北海道~九州(県下全域)

よく似た種類との区別 エゾスジグロシロチョウ(Artogeia napi Linnaeus,1758)にとてもよく似ており,同定には注意を要する.ただエゾスジグロシロチョウは,現在のところ県北からの採集報告があるのみで長崎市周辺からは採集報告がない.

 

記載:井上 真一

写真:松尾 照男

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