和名 キチョウ
学名 Eurema hecabe(Linnaeus,1758)
分類 鱗翅目シロチョウ科
この虫の特徴 春先から晩秋まで林縁の畑や民家周辺でも普通にみられ,多良岳などの山地にも普通である.成虫で越冬し,早春からマメ科のハギ類の新芽に産卵するのが観察される.全体に鮮やかな黄色で,前後翅の外縁に黒色帯があるのが特徴である.(秋型は前翅先端が尖り,後翅表の黒色帯がない.)
生活史 幼虫はネムノキやメドハギなど灌木となるマメ科植物を食草とする.冬季は成虫で越冬する.
えさ 花の蜜
出現時期 3月~11月(年に5~6回の発生)
分布 本州~九州(県下全域)
よく似た種類との区別 タイワンキチョウ E.blanda arsakia (Fruhstorfer,1910)とよく似ており,同定には注意を要する。後翅外縁の翅形で区別できる.
記載:井上 真一
写真:田中 清