和名 ツマグロキチョウ
学名 Eurema laeta betheseba (Janson,1878)
分類 鱗翅目 シロチョウ科

この虫の特徴 以前は,河原や草原など食草となるカワラケツメイが自生する環境に多数の個体が生息していたが,近年急激に個体数が減少した種である.環境省のレッドリストでは絶滅危惧Ⅱ類に分類されている.キチョウよりも小型で適応できる環境は限定的である.

生活史 幼虫はカワラケツメイを食害する.

えさ 花の蜜

出現時期 3月~11月(年に4回程度発生)

分布 本州~九州(県本土)

よく似た種類との区別 キチョウ E.hecabe (Linnaeus,1758)の秋型とよく似ており,同定には注意を要する.

 

シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2011年に同博物館で取材したものである.

シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある.
ここに表示したシーボルトコレクションの写真は,オランダ国立自然史博物館の写真利用許可を得たものである.
写真の無断使用を禁ずる.
The copyright of the photos and or compilations of the photos taken from the "Von Siebold" collection remains with NCB Naturalis, Leiden. All the photos of the "Von Siebold" collection are permitted under the agreement between NCB Naturalis and Nagasaki SSH Science Project. Don't use or copy any images.

 

記載:井上 真一

写真:井上 真一

写真(シーボルトコレクション):紙谷 聡志,井手 竜也

昆虫図鑑(写真で調べる)にもどる

昆虫図鑑(名前で調べる)にもどる

昆虫図鑑(グループ名で調べる)にもどる

長崎の昆虫図鑑トップにもどる