和名 ムナビロアオゴミムシ 
学名 Chlaenius sericimicans Chaudoir
分類 鞘翅目オサムシ科

この虫の特徴 体長は13~15mm程度.頭部は光沢のある緑色で前胸背板や上翅には細かい毛を有する.前胸背板に特徴があり,側縁は中央後半付近まで広がり基縁に向かってゆるやかに狭くなる.前胸前縁の幅は前胸後縁の幅より狭い.

生活史 いわゆる里山と呼ばれる畑地周辺や林縁などに生息している.初夏から産卵し土中で生育する.

えさ 

出現時期 4月~10月

分布 北海道~九州(県本土)

よく似た種類との区別 本種とよく似た種はChlaenius属に多数見られるが,長崎県には「ニセコガシラアオゴミムシ」(Chlaenius kurosawai Kasahara)という一見本種に間違える種も分布している.同じように頭部は光沢のある緑色で前胸背板や上翅には細かい毛を有するが,前胸背板の形状が異なることで区別される.

              ムナビロアオゴミムシ                                 ニセコガシラアオゴミムシ

             ムナビロアオゴミムシ前胸背板                           ニセコガシラアオゴミムシ前胸背板

 

シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.

 

シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある.
ここに表示したシーボルトコレクションの写真は,オランダ国立自然史博物館の写真利用許可を得たものである.
写真の無断使用を禁ずる.
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記載・写真:松尾照男

標本:今坂正一

写真(シーボルトコレクション):田中 清 

 

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