和名 クロズマメゲンゴロウ
学名 Agabus conspicuus Sharp, 1873
分類 鞘翅目ゲンゴロウ科

この虫の特徴 体長9.5㎜~11.5㎜程度.体型は楕円形で光沢はほとんどない.頭部と前胸背は黒色であるが、頭頂に暗赤色の紋が2つある.上翅の肩部が暗赤色から暗褐色で側縁は黄赤褐色である.

生活史 幼虫は水中で小動物を捕食しながら成長する.終齢となって成熟すると上陸して土中で繭を作って蛹になる.羽化した成虫は,生まれた池,沼,湿地などの止水域に移動して生活する.

えさ 小昆虫など

出現時期 6月~10月

分布 北海道~九州(県本土)

よく似た種類との区別 マメゲンゴロウ(Agabus japonicus Sharp, 1873)は本種によく似ているが,県本土で広く見られ,体長が7㎜と小型である.

 

シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.

 

シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある.
ここに表示したシーボルトコレクションの写真は,オランダ国立自然史博物館の写真利用許可を得たものである.
写真の無断使用を禁ずる.
The copyright of the photos and or compilations of the photos taken from the "Von Siebold" collection remains with NCB Naturalis, Leiden. All the photos of the "Von Siebold" collection are permitted under the agreement between NCB Naturalis and Nagasaki SSH Science Project. Don't use or copy any images.

 

記載:田中 清

写真:深川 元太郎

写真(シーボルトコレクション):田中 清, 長嶋 哲也

 

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