和名 エンマムシ
学名 Merohister jekeli (Marseul, 1857)
分類 鞘翅目エンマムシ科
この虫の特徴 体長１０㎜程度．体は楕円形で全体が黒色で光沢がある．頭が小さい．前胸背面の前縁と側縁に沿って1本の筋（溝）がある．上翅に７本の筋があり，そのうちの内側の２本は上翅の先端部だけにある．上翅の後端は切断状で腹部背面の尾部２節が露出している．日中に飛び回って獣糞などを探す．和名のエンマムシ「閻魔虫」は，本種が死体や糞に集まる習性から付けられた．
生活史 不明な点が多い
えさ 糞（ふん）や腐敗した動物の死体に集まり，ウジムシなどを食べる．
出現時期 ６月～１０月
分布 北海道～九州（県本土）
シーボルトコレクション １８２０年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は，現在，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている．以下の写真は，長崎ＳＳＨ科学プロジェクトの調査団が，２０１３年に同博物館で取材したものである．
シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある．
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記載・写真：田中 清
写真（シーボルトコレクション）：田中 清， 長嶋 哲也