和名 モモブトシデムシ
学名 Necrodes nigricornis (Harold, 1875)
分類 鞘翅目オサムシ科

 

この虫の特徴 体長15㎜~20㎜程度.全体が黒色である.♀の腿節は細いが♂では図のように腿節が太い.夜間は灯火に誘引される.冬季は成虫越冬する.和名のシデムシは小動物の死体(肉)を食べる「死出虫」で,死体から出てくる虫,死体を葬る虫の意味である.♀の腿節は細いが♂では図のように腿節が太い.それで,「モモブトシデムシ」という訳である.

生活史 幼虫は小動物の死体を食べて成長する.

えさ 動物の死体(肉)

出現時期 4月~10月

分布 北海道~九州(県下全域)

よく似た種類との区別 オオモモブトシデムシは本種より大型(体長23㎜程度)で触角の末端3節が赤褐色である.

 

シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.

 

シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある.
ここに表示したシーボルトコレクションの写真は,オランダ国立自然史博物館の写真利用許可を得たものである.
写真の無断使用を禁ずる.
The copyright of the photos and or compilations of the photos taken from the "Von Siebold" collection remains with NCB Naturalis, Leiden. All the photos of the "Von Siebold" collection are permitted under the agreement between NCB Naturalis and Nagasaki SSH Science Project. Don't use or copy any images.

 

記載・写真:田中 清

写真(シーボルトコレクション):田中 清 

 

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