和名 オオヒラタシデムシ
学名 Eusilpha japonica (Motshulsky, 1860)
分類 鞘翅目オサムシ科
左:オオヒラタシデムシ 右:ベッコウヒラタシデムシ
この虫の特徴 体長22㎜程度.体全体が黒色から濃青灰色を帯びている.前翅には縦隆条がある.平地から山地まで普通に見られる.冬季は成虫越冬する.
生活史 ♀は地中に肉団子を埋めて産卵する.孵化した幼虫は肉団子を食べて成長する.ある程度成長すると地表面に出て,自分でえさを探すようになる.
えさ 動物の死体(肉)残飯など
出現時期 4月~10月
分布 北海道~九州(県下全域)
よく似た種類との区別 本県には前胸背板が橙赤色(中央部分は赤褐色)のベッコウヒラタシデムシ(E. brunnicollis)も生息しているが,少ない.
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.
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記載・写真:田中 清
写真(シーボルトコレクション):田中 清, 長嶋 哲也