和名 エグリデオキノコムシ
学名 Scaphidium emarginatum (Lewis,1893)
分類 鞘翅目デオキノコムシ科
この虫の特徴 体長は6㎜~8㎜程度.頭部や前胸背,上翅は黒色.体下面も黒色.近似種にヤマトデオキノコムシがいるが,触角第6節形状や球桿部の第7~8節の形状および上翅黄褐色の4紋の形で区別できる.
生活史 幼虫は倒木などの樹皮につく各種キノコなどの菌類を食べる.成虫もそのような菌類がついた倒木や枯れ木などの樹皮に多い.行動は素早く,採集時にはすぐに飛翔して逃げる.越冬体は成虫で,倒木中で冬を越している.夏期には一時的に個体数が減少する.
出現時期 1月~12月
分布 北海道~九州(対馬,五島,県本土)
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.
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記載・写真:松尾 照男
写真(シーボルトコレクション):田中 清, 長嶋 哲也