和名 ヒメコガネ
学名 Anomala rufocuprea Motschulsky,1860
分類 鞘翅目コガネムシ科
黒色型
この虫の特徴 体長は15㎜前後.体色には,鈍い光沢のある暗緑色や藍色,赤銅色,赤褐色など多彩な変異があり,その中間型も多い.
生活史 幼虫は土中で,同様に多くの種類の植物の根を食べる.農作物に大きな被害を与える重要な害虫となっている.
えさ 成虫は多くの種類の樹木や草花,シダ類などの葉を食べる.
出現時期 6月~9月
分布 北海道~九州(県下全域)
よく似た種類との区別 小型のAnomala属は,区別が難しいものが多い.本種は色彩の変異が多く,慣れないとわかりづらいが,暗緑色や藍色,赤銅色のものであれば,概ね本種と思って良いであろう.
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.
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記載:井上 真一
写真:山本 啓弘, 山元 宣征
写真(シーボルトコレクション):田中 清