和名 コアオハナムグリ
学名 Oxycetonia jucunda (Faldermann)
分類 鞘翅目コガネムシ科
この虫の特徴 体長は１１㎜～１６㎜程度．背面は緑色型から赤褐色型まで変異が見られる．また，小さな乳白斑があり，体に黄灰色～灰白色の微毛が生えている．昼行性で活発に飛び回って花粉を食べる．
生活史 幼虫は腐葉土，堆肥，朽木などの腐植質中から発見される．新成虫は秋に発生し，成虫越冬する．
えさ 花粉
出現時期 ５月～１０月
分布 北海道～九州（対馬，五島，県本土）
よく似た種類との区別 コアオハナムグリは腹面が黒色であるが，オキナワコアオハナムグリでは腹面が光沢のある赤褐色から緑色である．
左：コアオハナムグリ（腹面） 右：オキナワコアオハナムグリ（腹面）
シーボルトコレクション １８２０年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は，現在，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている．以下の写真は，長崎ＳＳＨ科学プロジェクトの調査団が，２０１３年に同博物館で取材したものである．
シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある．
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記載・写真：田中 清
写真（シーボルトコレクション）：田中 清， 長嶋 哲也