和名 コクヌスト
学名 Tenebroides mauritanicus (Linnaeus)
分類 鞘翅目コクヌスト科
この虫の特徴 10mm程度の体長で,体色は黒褐色から濃い赤褐色まで見られる.触角は11節で先端の4節は幅広くなる.
生活史 成虫や幼虫ともに,人為的に貯蔵してある玄米など穀物類に依存して生活していることが知られているが,穀物につく他の甲虫類や小昆虫類も摂食している.そのため穀物の飼料工場などに発生し害虫として嫌われる甲虫で,コクヌスト(穀盗人)が種名の由来である.
えさ 穀類,穀類につく小昆虫
出現時期 ほぼ通年
分布 北海道~九州(県本土)
よく似た種類との区別 本種より体長が大きい「オオコクヌスト」や「オオゴマダラコクヌスト」がいるが,本種は小さく区別は容易である.
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2013年に同博物館で取材したものである.
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記載・写真:松尾照男
標本:今坂正一
写真(シーボルトコレクション):田中 清, 長嶋 哲也