和名 マルクビツチハンミョウ
学名 Meloe corvinus (Marseul)
分類 鞘翅目ツチハンミョウ科
この虫の特徴 体長10㎜~25㎜程度.♀♂ともに全体が黒色で,翅鞘が小型で後翅も退化しているので飛ぶことができない.体内にカンタジリン(毒)を持っており,手で強くつかむと毒液を出すので注意が必要である.草原の地上を這いまわりながら植物の生葉を食べる.
生活史 卵は土中にまとめて産卵される.孵化した幼虫は近くに咲いている花によじ登り,ハナバチ類を待つ.ハナバチ類の体にしがみついて巣に運ばれた幼虫は,ハナバチの卵に移ってそれを食べてしまう.そして,蜜や花粉を食べながら成長する.9月に蛹化して10月に羽化するがそのまま土中で越冬して翌年の3月に地上に出る.
えさ 植物の葉
出現時期 3月~4月
分布 本州~九州(対馬,県本土)
記載:田中 清
写真:野田 正美