和名 アカクビナガハムシ
学名 Lilioceris subpolita (Motschulsky)
分類 鞘翅目ハムシ科
この虫の特徴 ハムシの仲間では体長10㎜前後と大型で,美しい光沢のある橙赤色の種.頭部や触覚,脚などは黒い.上翅の点刻は不規則なまばらではっきりしているが,翅端になると不明瞭な状態となる.
生活史 初夏から個体数を増すが,夏季に食草のサルトリイバラや道路沿いなどの樹木などで休息しているのが確認される.孵化した幼虫は自分の糞を背中に乗せて生活する習性があり,外敵からのカムフラージュとなっていると考えられる.成虫で越冬する.
出現時期 5月~8月
分布 北海道~九州(県下全域)
よく似た種との相違点 クビナガハムシ類は数種いるが,体色や身体の大きさで容易に区別できる.
記載:松尾 照男