和名 ブドウハマキチョッキリ
学名 Aspidobyctiscus lacunipennis (Jekel)
分類 鞘翅目オトシブミ科
この虫の特徴 体長は5㎜~6㎜程度.暗銅色の色彩をもち,上翅には不規則な荒い大きな点刻をもっており他種と間違うことはない.♂個体は前胸背の前方下面にするどいトゲをもっている.オトシブミの仲間は,成虫がホスト(食樹)の葉を巻いて各種特有のようらん(葉でつくった揺りかご)を作る.成虫はその中に産卵し,孵化した幼虫は葉を食べながら成長するが,その後地面にようらんのまま落ちて,土の中で蛹になるものが多い.
生活史 成虫は初夏(5月頃)より出現して,ブドウの葉柄をかじってしおらせ,ようらん(葉でつくった揺りかご)を作りその中に数粒の卵を産卵する.幼虫はその葉を食べ,土の中で蛹になって羽化する.成虫もブドウの葉を後食する.
出現時期 4月~6月
分布 本州~九州(県本土)
記載:松尾 照男