和名 ケラ(螻蛄)
学名 Gryllotalpa orientalis (Burmeister,1839)
分類 バッタ目(直翅目)ケラ科
この虫の特徴 体長30㎜程度.全身が褐色で金色の短い毛がビロードのように密生している.前脚はモグラのように変化しており,土を掻き分けて進む.頭部と前胸部は卵型で,後胸部・腹部は前胸部よりやや幅が狭い.尾端には触角と同じ長さほどの尾毛が2本ある.コオロギに近い昆虫で,「ジー、ジー」と鳴く.
生活史 地下にトンネルを掘って生活している.農薬の使用、開発による湿地・水田の減少などによって各地で激減している.成虫の後翅は腹端を越えるほど長く,飛ぶこともできる.
えさ 雑食性で,植物の根や種子,他の小昆虫,ミミズなど.
出現時期 4月~10月
分布 北海道~九州(県下全域)
記載:田中 清
写真:山口 浩司,田中 清