和名 クマゼミ
学名 Cryptotympana facialis (Walker 1858)
分類 半翅目セミ科
この虫の特徴 体は黒色光沢がある.翅は透明で前翅の前縁脈は黄緑色.体長は60㎜~70㎜程度.日本特産の大形種である.疎林などの明るい環境を好む.センダンやアオギリを特に好み,集合することが多い.♂は午前中にけたたましく鳴く.
生活史 卵は枝先付近に産卵管を使って産付される.孵化した幼虫は植物体を移動して土中に潜り根の道管液を吸いながら成長する.終齢幼虫は夕方から地表面に現れ周囲の木の幹を登って行く.あたりが真っ暗になる静止してやがて羽化する.卵から成虫まで数年を要するが、詳細な生活史は不明である.
えさ 植物の師管液
出現時期 7月~8月
分布 本州(関東南部)~九州(県下全域)
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2011年に同博物館で取材したものである.
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記載:田中 清
写真:田中 清,長嶋 哲也
写真(シーボルトコレクション):紙谷 聡志,井手 竜也