和名 ハルゼミ
学名 Terpnosia vacua (Olivier,1790)
分類 半翅目セミ科

この虫の特徴 クロマツ林に見られる.体長25㎜~34㎜程度の小形種である.体は黒褐色で翅は透明である.和名のとおり春から初夏にかけて鳴く.高い梢にいることが多く,発見や捕獲がしにくい.

生活史 幼虫はクロマツの根より道管液を吸いながら成長する.

えさ クロマツなどの師管液

出現時期 4月~6月

分布 本州~九州(五島,県本土)

よく似た種類との区別 多良山系や雲仙山系には,近縁種のエゾハルゼミT. nigricosta(Motschulsky,1866)が生息している.

 

シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2011年に同博物館で取材したものである.

シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある.
ここに表示したシーボルトコレクションの写真は,オランダ国立自然史博物館の写真利用許可を得たものである.
写真の無断使用を禁ずる.
The copyright of the photos and or compilations of the photos taken from the "Von Siebold" collection remains with NCB Naturalis, Leiden. All the photos of the "Von Siebold" collection are permitted under the agreement between NCB Naturalis and Nagasaki SSH Science Project. Don't use or copy any images.

 

記載:田中 清

写真:伊藤 雅男

写真(シーボルトコレクション):紙谷 聡志,井手 竜也

昆虫図鑑(写真で調べる)にもどる

昆虫図鑑(名前で調べる)にもどる

昆虫図鑑(グループ名で調べる)にもどる

長崎の昆虫図鑑トップにもどる