和名 タガメ
学名 Lethocerus deyrollei (Vuillefroy, 1864)
分類 半翅目コオイムシ科
本県では1905年には長崎市伊良林や竹の久保に生息するとされ,1956年には対馬厳原に,1967年には壱岐に生息していた.しかし1985年(昭和60年)以降は採集記録がなく,県下で詳細な調査が行われた.そして,1993年,田中と権藤(長崎北陽台高校教諭と生物部員)によって南高来郡(現在諫早市)森山町で発見され,同時に生息環境や生態調査が行われた.
残念ながら,その後,森山町の生息地も環境変化で消滅し,それ以降はどこででも再発見されておらず,絶滅したのではないかと考えられている.
生息地
卵を保護し水分を補給する♂,産卵後♀は立ち去る.
卵
初齢幼虫
3齢幼虫
5齢幼虫
新成虫(水面上で脱皮が行われる.)
♂の腹面
♀の覆面