和名 ミナミアオカメムシ
学名 Nezara viridula (Linnaeus)
分類 半翅目カメムシ科
この虫の特徴 体長12㎜~16㎜程度.全体が光沢のない緑色が一般的であるが多くの色彩変異が知られている.南方系の種で広食性であり,農業上の大害虫の1種である.触角(一部が褐色),前胸背側角(突出は少ない),腹部背面つまり翅の下の腹板(緑色)などによって,アオクサカメムシと区別できる.
えさ 広食性で多くの植物や果実から吸汁する.
出現時期 6月~9月
分布 本州(南部)~九州(県本土)
よく似た種類との区別 日本原色カメムシ図鑑(全国農村教育協会)によると,本種とアオクサカメムシ(N. antennata Scott)は種としての隔離が不完全で,混生する地域では自然交雑が起こっているという.
シーボルトコレクション 1820年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は,現在,オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている.以下の写真は,長崎SSH科学プロジェクトの調査団が,2011年に同博物館で取材したものである.
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記載:田中 清
写真:田中 清
写真(シーボルトコレクション):紙谷 聡志,井手 竜也