和名 キゴシジガバチ
学名 Sceliphron manndaraspatanum kohli Sickmann,1894
分類 膜翅目アナバチ科
この虫の特徴 体長２２㎜～２８㎜程度．体は黒色で前胸背板に１対の黄紋があり，胸部と腹部をつなぐ腹柄は細くて黄色．脚は黄色と黒色である．クモ類を狩って産卵する．
生活史 建物の壁などに泥を使って直径９㎜，長さ３０㎜程度の円筒形の巣を多数並べて作る．その長さは２００㎜に達することもある．巣の内部に麻酔したクモを入れて産卵する．幼虫は親が用意した餌を食べながら成長する．
えさ 花の蜜
出現時期 ６月～９月
分布 本州～九州（五島，県本土）
シーボルトコレクション １８２０年代にシーボルトが日本で集めた昆虫標本は，現在，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)に収蔵されている．以下の写真は，長崎ＳＳＨ科学プロジェクトの調査団が，２０１１年に同博物館で取材したものである．
シーボルトコレクションのすべての写真の著作権は，オランダ国立自然史博物館(NCB Naturalis)にある．
ここに表示したシーボルトコレクションの写真は，オランダ国立自然史博物館の写真利用許可を得たものである．
写真の無断使用を禁ずる．
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記載：田中 清
写真：長嶋 哲也，田中 清
写真（シーボルトコレクション）：紙谷 聡志，井手 竜也