大島・崎戸(西海市)の調査:2009~2010

大島町と崎戸町は4つの橋(大島大橋,寺島大橋,中戸大橋,本郷橋)で結ばれています.
大島町は面積約15㎢で人口は約5350人,崎戸町の面積は0.48㎢で人口は約1900人です.蛎ノ浦島が北緯33°に位置しています.いずれの島もほとんどが照葉樹林に覆われており,海岸線の大部分が自然のままです.平地が少なく高い山もありません.最高標高は大島の百合ヶ岳で193mです.この地は平成11年に大島大橋が架けられるまでは離島であったため,自然が豊富な地域でありながら,生物相の詳細な調査が行われることはありませんでした.
<特徴的な昆虫>
崎戸町にトンボ公園があり,ベッコウトンボ(絶滅危惧種,採集禁止種)をはじめ多くのトンボを見ることができます.入り江では海産アメンボ(シロウミアメンボ,シオアメンボ,ウミアメンボ)3種をみることができます.また,今回の調査でアヤナミカメムシが県下で初めて確認されたほか,2010年8月31日には大島町でツマムラサキマダラが採集されました.

この調査で,県本土では97ぶりに確認されたツマムラサキマダラ

この調査で,県本土では初めて発見されたアヤナミカメムシ 

 

 

 

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