生物

Vol.3 No.2

長崎県宇久島における陸生異翅半翅類昆虫の新記録

研究要旨 長崎県五島列島からは,これまでに80 種あまりの陸生異翅半翅類昆虫(カメムシ類)が報告されているものの,一括りに「五島」あるいは「五島列島」と記された文献がほとんどで,実際は,本土と往来しやすい福江島あるいは中通島由来である場合が...
昆虫生物
Vol.3 No.2

アカハライモリが餌として認識する大きさについて― アカハライモリは匂いによって餌の大きさを予測しうるのか?

研究要旨 両生類の餌に対する定位行動については,無尾目のヨーロッパヒキカエルBufo bufo (L.)が,黒い背景の中で小さな白い物体が動いたとき,特定のサイズや動きのパターンを持つ対象へ選択的な定位反応を示すこと報告されている(Ewer...
生物
Vol.3 No.2

キマダラカメムシの飛翔能力と分布拡大について

研究要旨 キマダラカメムシErthesina fullo (Thunberg, 1783)(半翅目:カメムシ科)は,オランダ商館付きだった医師Thunberg(1783)によって,長崎市の標本に基づき新種として記載された。本種は日本在来では...
昆虫生物
Vol.3 No.2

カイミジンコに関する行動学的研究 (1) ― イボオヨギカイミジンコの走性の変化に対する分析法の検討

研究要旨 プランクトンの光刺激に対する走性は,生態学的に重要な行動である日周鉛直移動(Diel vertical migration: DVM)の主要な要因のひとつとされている(Ringelberg 1999)。ミジンコ亜綱では,例えばオオ...
生物
Vol.3 No.2

カイミジンコに関する行動学的研究 (2) ― イボオヨギカイミジンコの特定の光波長に対する走性の変化

研究要旨 カイミジンコ類は,一般的に知られるミジンコとは分類学的に異なるグループに属し,藻類やバクテリアを餌とする節足動物である。湖沼や海洋の底質に生息する底生動物(ベントス)として知られており,底生無脊椎動物群集における主要な構成要素をな...
生物
Vol.3 No.1

長崎県大村市郡川水系に生息するカジカ種群(Cottus pollux species complex)の一種についての分布と生活史

研究要旨  カジカ種群 Cottus pollux species complex は,カジカ科・カジカ属の河川や湖沼に生息する底生性魚類である(中坊 2022)。本種群は,北海道北部と九州南部を除く日本各地に分布する。河川陸封型の生活史を...
生物魚類
Vol.3 No.1

熊本県水俣市で初確認されたバナナツヤオサゾウムシ Odoiporus longicollis (Olivier) (コウチュウ目:ゾウムシ科:オサゾウムシ亜科)

研究要旨 バナナツヤオサゾウムシ Odoiporus longicollis (Olivier, 1807)は,バナナの害虫として知られており,成虫および幼虫共にバナナの茎(偽茎)の内部に生息し,食害する重要種である。インドや東南アジアなど...
昆虫生物
Vol.3 No.1

川棚川流域(長崎県川棚町・波佐見町)における淡水魚類の地方名

研究要旨 川棚川は長崎県の大村湾北部に流入する河川である。県内の河川としては延長約 19.4 ㎞で 4 位,流域面積は約 81.4 ㎢で 3 位という規模を有し,大村湾流入河川としては最大である(長崎県 2021)。近代における当水系の魚類...
生物魚類