Vol.2 No.2 長崎県におけるフタホシカスミカメの新分布記録およびアカホシカスミカメの幼虫の記録 研究要旨 長崎県立長崎西高等学校生物部による長崎市内各地における野外調査の際,かつて九州本土南端部が分布の最北限であったフタホシカスミカメ Creontiades bipunctatus Poppius(半翅目:カスミカメムシ科)が複数個体... 2024.12.25 Vol.2 No.2 昆虫生物
Vol.2 No.2 長崎県大村湾流入河川から初めて記録されるルリヨシノボリ 研究要旨 ルリヨシノボリ Rhinogobius mizunoi Suzuki, Shibukawa & Aizawa, 2017 は,大きな河川の早瀬に生息し,両側回遊の生活史をもつハゼ科 Gobiidae の淡水魚類である(平嶋 201... 2024.12.25 Vol.2 No.2 生物魚類
Vol.2 No.2 ヒマワリの向日性と蕾が東を向くメカニズム 研究要旨 ヒマワリの花は,その名の通り太陽を追いかけるように方向を変えると考えられている。しかし,それは花蕾の時にみられる生長運動の一環にすぎず,太陽の光を遮るようなものが近くにない場所で生育させると,開花と同時に東を向いて止まることが知ら... 2024.12.25 Vol.2 No.2 生物
Vol.2 No.2 塩素を使わない藻類抑制技術の開発 研究要旨 塩素を入れないプールでは,藻の発生が問題になる。Koivusalo et al.(1994)によると,フィンランドでは水道水を殺菌するのに塩素化合物が使われ,水道水を介して伝染する病気はほとんどなくなったものの,水道水の塩素処理に... 2024.12.25 Vol.2 No.2 化学環境生物
Vol.2 No.2 デグーの視覚記憶による迷路の解決行動について ― デグーは色を手掛かりに初めての迷路を間違えずに解けるか? ― 研究要旨 デグー Octodon degus は高い知能を具え,ラット Rattus norvegicus と同程度の空間学習能力を持つことが確認されており(獅々見ら 2015),道具を使う齧歯類としても知られている(Tokimoto & ... 2024.12.25 Vol.2 No.2 動画あり生物
Vol.2 No.1 高校理科教育における走査型電子顕微鏡の意義と活用例 研究要旨 ゆらい,児童生徒が自然科学(理科)に興味をもつ機会が減少し,理科ばなれ,あるいは理系の人財が育ちにくくなっている状況は,日本のみならず先進国に共通する社会課題といえる。関連企業にとっても,将来の研究開発を担うすぐれた人材育成への貢... 2024.07.20 Vol.2 No.1 理科教育生物
Vol.2 No.1 大村市の人工水路から発見されたコアマモ群落をめぐる動物相 研究要旨 コアマモ Zostera japonica Ascherson & Graebner, 1907 は,アマモ科の海産単子葉植物で,いわゆる海草の一種である。わが国では北海道から南西諸島に至るまで広範に分布する。一方,生息地は減少傾... 2024.07.20 Vol.2 No.1 環境生物
Vol.2 No.1 出芽酵母のクロコウジカビに対する抗カビ作用 研究要旨 出芽酵母 Saccharomyces cerevisiae Meyen ex E. C. Hansen(Family Saccharomycetaceae)は,パンや清酒の生産に欠かすことのできない菌としてよく知られている。また,... 2024.07.20 Vol.2 No.1 生物菌類