Vol.3 No.1 廃チョークを利用したバイオマスコンクリートの磯焼け抑制効果 研究要旨 近年,沿岸海域で問題視されている海の砂漠化現象,いわゆる「磯焼け」を改善する方途が世界各地で模索されている(e.g. 堀 2021;Nam et al. 2024;鐵鋼スラグ協会 2025)。磯焼けとは,気候変動,海洋酸性化や水質... 2025.07.18 Vol.3 No.1 化学環境生物
Vol.3 No.1 長崎県産カワニナの殻形態に見られる種内変異について 研究要旨 カワニナ Semisulcospira libertina (Gould, 1859)(吸腔目:カワニナ科)は淡水性の巻貝である。東アジアの亜熱帯・温帯域に広く分布し,川や用水路,湖沼などの淡水底に生息する。ただ,水系を跨いで自力... 2025.07.18 Vol.3 No.1 生物
Vol.3 No.1 川棚川流域(長崎県川棚町・波佐見町)における淡水魚類の地方名 研究要旨 川棚川は長崎県の大村湾北部に流入する河川である。県内の河川としては延長約 19.4 ㎞で 4 位,流域面積は約 81.4 ㎢で 3 位という規模を有し,大村湾流入河川としては最大である(長崎県 2021)。近代における当水系の魚類... 2025.07.18 Vol.3 No.1 生物魚類
Vol.3 No.1 熊本県水俣市で初確認されたバナナツヤオサゾウムシ Odoiporus longicollis (Olivier) (コウチュウ目:ゾウムシ科:オサゾウムシ亜科) 研究要旨 バナナツヤオサゾウムシ Odoiporus longicollis (Olivier, 1807)は,バナナの害虫として知られており,成虫および幼虫共にバナナの茎(偽茎)の内部に生息し,食害する重要種である。インドや東南アジアなど... 2025.07.18 Vol.3 No.1 昆虫生物
Vol.3 No.1 長崎県大村市郡川水系に生息するカジカ種群(Cottus pollux species complex)の一種についての分布と生活史 研究要旨 カジカ種群 Cottus pollux species complex は,カジカ科・カジカ属の河川や湖沼に生息する底生性魚類である(中坊 2022)。本種群は,北海道北部と九州南部を除く日本各地に分布する。河川陸封型の生活史を... 2025.07.18 Vol.3 No.1 生物魚類
Vol.2 No.2 長崎県におけるフタホシカスミカメの新分布記録およびアカホシカスミカメの幼虫の記録 研究要旨 長崎県立長崎西高等学校生物部による長崎市内各地における野外調査の際,かつて九州本土南端部が分布の最北限であったフタホシカスミカメ Creontiades bipunctatus Poppius(半翅目:カスミカメムシ科)が複数個体... 2024.12.25 Vol.2 No.2 昆虫生物
Vol.2 No.2 長崎県大村湾流入河川から初めて記録されるルリヨシノボリ 研究要旨 ルリヨシノボリ Rhinogobius mizunoi Suzuki, Shibukawa & Aizawa, 2017 は,大きな河川の早瀬に生息し,両側回遊の生活史をもつハゼ科 Gobiidae の淡水魚類である(平嶋 201... 2024.12.25 Vol.2 No.2 生物魚類
Vol.2 No.2 ヒマワリの向日性と蕾が東を向くメカニズム 研究要旨 ヒマワリの花は,その名の通り太陽を追いかけるように方向を変えると考えられている。しかし,それは花蕾の時にみられる生長運動の一環にすぎず,太陽の光を遮るようなものが近くにない場所で生育させると,開花と同時に東を向いて止まることが知ら... 2024.12.25 Vol.2 No.2 生物